つい最近こんな記事が出ました。
www.nikkei.com
AIベンチャーの雄が、
こういった発言をしていることで、
AIブームの終わりということも言われたりします。
本当にそうかな?
と思っています。
むしろAIの社会実装時代が
本格的に来るのではないか?
社会実装時代には、
「AIだけができる人」ではなく、
「その領域の仕事ができて、
なおかつAIができる人」
が活躍する時代になるのかなぁと、
感じています。
重要なドメイン知識
仕事をしているかたはよくわかると思う
のですが、どんな簡単に見える仕事も、
裏には膨大な暗黙知・経験知があり、
その暗黙知や経験知による生み出される
アウトプットがお金になっていたりする
ことが多いように感じます。
スピードだったり、品質だったり、
信頼だったり、あまり数値化されない、
感覚的な部分が大きそうです。
これらの暗黙知や経験知は、
仕事をキチンとやってきた人に
しかわからない
ドメイン知識
です。
AIブームが終わったように見えるのは、
このドメイン知識の活用が
効果的でなかったのかな、と
感じています。
私は、AIをフルに活用していくためには
ドメイン知識+AI
が必要だと思っています。
AIをこれからどう活用していくか
これからは国語や算数と同じくらい、
AIが身近になっていく
時代になるのではないでしょうか。
ただ、ここで気をつけるべきは
AIは今の状態ではそんなに
性能が高くないということです。
感覚的には、タスクにもよりますが
人間の7割から8割くらいの
能力かなと感じています。
ただ、その7割も自分のタスクを
やる分身が増えたと思えば、
その分生産力もあがると思っています。
つまり、AIを使うのではなく、
AIを使いこなせる
ようになるのが重要です。
ということは、つまりみんなが
AIを使える様になることが
重要ということです。
よくAIが仕事を奪うと言われています。
だけど車は人間よりも何十倍、何百倍の
速さで走れます。しかし車の誕生は
人間の仕事を奪うのではなく、
新たな仕事を生み出し文明の発展に
貢献してきました。
それと同じでAIも今は人間が出来る事の
一部をそこそこ高い精度でやるという
だけです。
ただ、それを使いこなせば、
自分の分身が増えることと
同じになるので、車で起こったことと
同じように生産性があげられると
考えています。
北川源四郎先生の資料
この資料は私がデータサイエンス、
AIの重要性を認識したきっかけの
一つの資料です。
http://www.mims.meiji.ac.jp/publications/2017-ds/SDS-01.pdf
例えば八百屋のおじさんが、需要予測を
勘だけでなく、AIという相棒を
身につければ、仕入れサポートをする
従業員が一人増えたことになります。
画像認識では、農家の人の選別作業
の負担がかなり減るかもしれません。
ちょっと前でもこんな記事があります。
これは「ドメイン知識+AI」が力を
発揮した事例だと思います。
www.pc-koubou.jp
ただ、気をつけなければ行けないのは、
AIにすべてやらせるのは間違いです。
最終的には、人間がチェックして
最終的な責任は取らなければ
いけません。
どこまでをAIにやらせるか、
どこまでを人間がやるか、
の使い分けは非常に肝に
なってくると思います。
AIのこれから
これからドメイン知識+AIで
AI社会実装時代が本格的に来ると思います。
特に少子化や高齢化を迎える
日本にとっては、生産性を高める
AIの活用は非常に重要なキーと
なってくると考えています。
なんとなく、「AIブームの終わり」
という言葉に反応してしまい想い
のみで書いたのでまとまりが
無い記事になりましたが・・・
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