1.はじめに
TOEFLに関しては、多くの方が対策コンテンツを書いてますし、そちらの方がはるかに参考になるかと思います。TOEFLの勉強法に関しては迷走してしまい、あまりうまく動けなかったというのが正直なところです。点数は70点弱です・・・
その上で、今でも継続している勉強法、こうしておけばよかったという勉強法をここでは書いていきたいと思います。
まず最初に東大の情報理工はITP(東大で開催される、ただし夏入試のみで、日程も固定)かiBT(各個人が個別に受けるが、何回も受けられるし、日も選べます)が選べます。ITPの方が負担が少ないとか、文法や読解よりなため日本人には御しやすい、とかあるのですが個人的にはiBTでの受験をおすすめします。
大学院に入ったら入ったで、英語を読むのはもちろん、聞く、話す機会が当然増えます。その場合iBT試験で聞く、話すの訓練をやっておくのは非常に良い事だと思います。
ITPはあくまでもその大学内での評価として用いられるのが、基本的な活用方法のようです。iBTは海外留学の出願要件として公式に使えるので、一度取ると海外の大学院も視野にはいり、「あ、俺ここの大学に留学できるかもしれない」とモチベーションがあがります。
私は純ジャパドメ企業なので、英語を業務に使う機会があまりありませんでした。10年以上前に受けたTOEICで800点以上とったことはあるものの、そればっかり勉強していた学生時代の点数であり、10年以上使わないと当然英語の能力はどんどん錆びついています。
英語は日頃の積み重ねが効いてくるものだと改めて感じました。今は毎日、論文なりニュースなりで英語にふれるようにしています。
2.いつ受けるか、何回受けるか
経験から言えるのは、
いますぐ受けましょう。何回でも受けましょう。
です。TOEFLは日本人が普通に考える試験形態とはかなり違います。まず、受付をしたあと何分、会場によっては何十分か待たされます。本家御茶ノ水の試験会場だと、受験者の人数が多いため20分くらい待った記憶があります。
順番がくると該当の試験端末に案内され、そこで試験が開始します。普通の日本の試験のように一斉に開始するわけではありません。なので、着席したあとも試験をしている最中も、新しく案内される受験者が入ってきます。
試験会場に入って試験端末の前に着席すると、マイクの音量調整のための「I live in Tokyo. I live in Tokyo」という呪文がところどころから聞こえてきます。Readingに着手しはじめの時は、この呪文をしばらく聞くことになり、試験慣れしていないと相当集中力が削がれます。
終わりの頃は終わりの頃で、自分より先に受けていた受験者が帰り始めたりして、これまた集中力を削がれます。理想的な集中力で取りかかれる試験ではないので、TOEFLでは慣れという要素も重要と考えています。なので、なるべく回数を受ける事をおすすめします。私は英語が得意でないにも関わらず、2回しか受けなかったので大変後悔しました。
受験してからOfficial Scoreが出るのも時間がかかります。最低でも一ヶ月くらい(※これは記憶違いでオンラインスコアは10日位で見ることができてました。オフィシャルスコアが大学に送付されるまでの期間だったかもしれません。)は見たほうがいいので、早めに受けましょう。提出方法は、下記のページを参照してください。またわからないことがあればしかるべき場所に問い合わせしましょう。
https://www.i.u-tokyo.ac.jp/common/file/edu/entra/20toefl.pdf
3.「型」(テンプレート)は超重要
TOEFLもまた情報戦です。特にTOEFLは、有効な情報を得れば得るほど点数が挙げられる可能性が高いテストなので、積極的に情報収集して行きましょう。
■Reaingの参考にしたブログ
英語力がほぼ最下位だったぼくが半年でTOEFL iBT50点→81点を達成した勉強法まとめ - BASIK NEW YORK
一番参考にさせて頂いたブログかもしれません。特に、Readingパートの分析は素晴らしく、私はこの方法を最後まで踏襲しました。日本人にとってもReadingパートは、受験英語の経験から得点が取りやすいパートなので、ここで点数を稼いでいきましょう。
■Speakingの参考にしたブログ
TOEFL iBTスピーキングで27点を獲得した私が対策とコツを紹介|Task 3
TOEFL iBTスピーキングのテンプレートと回答例(Independent編) | 英語猿
Readingもそうですし、他のパートもそうなのですが、TOEFLにはいわゆる解くべき一つの「型」(テンプレート)があります。その「型」をこのブログからは教わりました。
■Writing
Writingは最も「型」が効くパートではないでしょうか。わたしはTOEFL resorcesのwiritngを参考にしました。Writingについてもパターンによって何種類か上がっていますので参考にしてみてください。※私は2018年版で勉強しましたが、2019年版も上がっています。
このコンテンツを見て学ぶことで5点くらいあがりました。こんな優良なコンテンツがYoutubeで無料で見れるなんて本当に凄い時代になったものだなと、オッサンのワタシは感心したことを今でも覚えています。
Master the TOEFL Writing Section (2019) - TOEFL Resources
■Writingパートの動画一例
TOEFL Writing Question One - The Integrated Essay (2018)
以上の「型」を身につけることで、即席でも10点くらいの底上げができました。それくらいTOEFLでは「型」が効いてきます。Listeningについては・・・こちらは過去問を把握したあとは日頃の積み重ね・鍛錬しかないのではないかと思います。即席で効く、有効な手段は私は見つけられませんでした・・・
4.参考書
使った参考書は下記です。今考えると勉強方法は結局オーソドックスに
- 試験は可能な限り場数を増やす
- 過去問を徹底的に何回もやる
- 単語が見た瞬間に言えるほど覚える
- 英語を瞬間的にアウトプット(会話)できるようにする
- 「型」(テンプレート)を確実に身に着けて自分のものにする
が点数を取るための一番の近道だったなと後悔しています。途中色々なアプリや参考書に引っ張られてしまって、あまり有効な勉強ができなかったな事は反省点の一つです。
使用した参考書を紹介します。
はじめてのTOEFLテスト
まずはこの本でTOEFL試験の概要を把握しました。
ETS公認ガイド TOEFLiBT
公式の過去問です。この本で本番テストの難易度やリスニングの感じを掴みました。過去問は何回も何回もやるといいと思います。これは第4版なので、もっと新しい版も出てるかもしれません。日本語でも英語版でもいいと思います。英語版をおすすめするブログもありますが、慣れないうちは日本語版でも問題ないと思います。
TOEFLテスト 英単語3800
王道中の王道。単語は英語の基礎体力の一つとも言えます。受験の時はあまりやれませんでした。いまこの本で改めて勉強して単語を覚えていますが、よくまとまっていると思います。
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
大学院に入った後に一番役に立っている本かもしれません。大学院は、留学生も多いので、英語で話す機会が多くなります。そんな時、この本で訓練していると、(日常会話レベルであれば)思いついた日本語がすぐに英語に変換されるようになります。今でも寝る前に読んで、トレーニングしています。
次は専門の過去問について書いていきます。
つづきます。
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